畔に住む/HOTORI-nism
畔に住む/HOTORI-nism
散策道が抜ける緑豊かな公園にある池の畔(ほとり)に計画した家は、水面と樹影と空景による四季折々の姿を目の前で楽しめる立地です。その特別な環境に応える建築は、主張することなく、眺望を引き立てる側として計画しました。
池は敷地の西側にあり、眺望を得れば西陽が入るというジレンマがありましたが、開口の高さを景色が成り立つ限界まで抑え、かつ深く軒を出した縁側空間を設け、夏の西陽の入る時間が少なくなるよう構成しています。
また、池の水面に反射する陽光が天井に揺らいで映る稀少な時間などもあり、畔の暮らしを堪能し共有できる2世帯住居となっています。
注文住宅
建築家
竹内 美穂+加藤 純
一級建築士事務所 作人