BOTANIX-緑景を宿す-
BOTANIX-緑景を宿す-
駅が近く、住宅地と商業地の狭間に位置する敷地周辺は、ひとの往来の絶えない環境のため、街の喧騒を遠ざけて暮らせるよう計画しています。
愛犬と過ごす生活の場は、採光のよい上階に設け、高さのあるバルコニー手摺壁の外面を目隠しとし、内面を反射板として陽光を採り入れることで、住空間の輪郭をバルコニーまで拡張させています。 また、ガラスで囲った階段室を植物で満たすことで緑の借景となり、本来はウチである階段室にソト的な属性を与え、よりソトを感じられるよう考えました。
上階はL型のバルコニーを介して愛犬が階段室を中心に回遊できる場となっており、植物を囲い込んだ階段室の中は、踊り場ののベンチでくつろげる、家の要の空間となっています。
注文住宅
建築家
竹内 美穂+加藤 純
一級建築士事務所 作人