こんにちは。プロデューサーの髙瀬です。
枚方市内で工事をさせていただいていたT様邸が、完成を迎えました。
子育て世代のご家族が暮らす、延床面積約33坪のお住まいを、建築家・藤森大作氏とともに手掛けました。
木工事中の様子と完成後の空間を、2回にわたってご紹介いたします。
2月中旬、木工事が進むT様邸を訪れました。
当日は、大工さんが無垢の床板を一枚一枚、丁寧に張り進めているところでした。
使用されている床板はオーク材。
硬く耐久性が高いため傷がつきにくく、日々の暮らしの中でも安心して使える素材です。
また、時間の経過とともに色味が変化していくのも、無垢材ならではの魅力。
淡い色合いから徐々に飴色へ、そして最終的には深みのある褐色へと、住まいとともに育っていきます。(※色味は産地による個体差があります。)

写真の床に生えているような白いものが見えるでしょうか。
これは無垢材の床を張る工程でしか見られない光景です。
床板同士の間に挟まっているこの白いものは、フローリングの隙間を確保するためのスペーサー。
無垢材は、季節や湿度の変化によって伸び縮みする性質があります。特に夏場は湿気を吸って膨張するため、隙間を設けずに施工してしまうと、床が盛り上がったりデコボコになったりしてしまいます。そのため施工時にはあらかじめ適切な隙間を確保することがとても重要になります。
このひと手間が、無垢の床を長く、美しく使い続けていただくための大切なポイントなのです。

またT様邸では、2階にリビング、1階に個室を配置した空間構成を採用しています。
敷地が道路よりも低い位置にあるため、玄関を2階に設けている点も、この住まいならではのポイントです。
周辺環境や敷地条件を丁寧に読み取りながら、ご家族の暮らしに寄り添う住まいのかたちを導き出しました。
完成した室内の様子については、次回のブログでご紹介いたします。ぜひご覧ください。