寒くも暑くもない、ちょうど良い季節はとても心地よいものです。近年は四季の移ろいが崩れつつあり、快適に過ごせる時期はますます貴重になっています。
そんな春の名残を感じられる4~5月にかけて、京都で開催されるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭へ、2023年から毎年足を運んでいます。
Artist:高木由利子/Place:二条城二の丸御殿台所・御清所(2023)
Artist:クラウディア・アンドゥハル/Place:京都文化博物館別館(2024)
Artist:JR/Place:JR 京都駅ビル北側通路壁面(2025)
この写真祭は、京都の町中に点在する歴史的建築や近現代建築を会場にして行われます。すべてを1日で巡るのは難しいものの、街を散策しながら会場を訪れることで、写真作品だけでなく多彩な文化や社会問題に触れ、今という時代を肌で感じることができます。
Artist:𠮷田多麻希/Place:TIME'S(2025)
会場にはこれまで、世界遺産の二条城御台所や寺院、京都新聞社印刷工場跡、TIME'S、帯屋など、いわゆる展示専用空間ではない建物が活用されてきました。
そうした特性から、建物に傷をつけないよう展示方法が工夫されており、アーティストやキュレーターに加えて、空間デザインを担うセノグラファーが関わっている点が、美術館での展示とは異なる興味深い試みだと感じました。
建築家では、これまでに遠藤克彦氏や田根剛氏といった方々も参加されています。
Artist:ヴィヴィアン・サッセン/Place:京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)Scenography:遠藤克彦(2024)
Artist:ヴィヴィアン・サッセン/Place:京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)Scenography:遠藤克彦(2024)
Artist:高木由利子/Place:二条城二の丸御殿台所・御清所/Scenography:田根剛(2023)
Artist:ジョアナ・シュマリ/Place:両足院(2023)
Artist:イーモン・ドイル/Place:東本願寺大玄関(2025)
Artist:松村和彦/Place:八竹庵(旧川崎家住宅)(2023)
今年はセノグラファーに、おおうちおさむ氏、竹内誠一郎氏、小西由悟氏(たま製作所)、小髙未帆氏といった建築家・空間デザイナーが名を連ねており、作品の魅力を最大限に引き出す空間展示が見られることを、今からとても楽しみにしています。
2026年のテーマ「EDGE」を通して、どんな表現や発見と出会えるのか。
ご興味のある方は、ぜひ京都で開催されるこの祭典を訪れ、現地でその魅力を味わってみてはいかがでしょうか。(メンテナンス事業部・浦田)
公式サイト:KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2026
開催期間:2026年4月18日~5月17日