こんにちは、現場管理部の有原です。
今回のブログでは、現在担当している「香里ケ丘の家」の現場ついてご紹介いたします。
香里ケ丘の家は、道路と敷地に高低差がある現場です。現場に資材を搬入するだけでもひと苦労。大型の資材や重量物は、タイミングを計りながら慎重に運び入れる必要がありました。
特に印象的だったのは、南側に設置する大型木製建具。
通常であれば建て方後に取り付けますが、今回は棟上前にレッカーで吊り上げ、建て方作業と同時進行で設置しました。工程としては少し変則的でしたが、現場全員で段取りを練り、無事に安全に収めることができました。
また香里ケ丘の家には「剣道稽古場」があります。
床下地の施工には特に気を使いました。今回の床工事ではフローリングを将来的に貼り替えられるよう実*を付けずにダボ栓で固定する工法を採用しました。また、下地と下地の間に硬質ゴムを挟み込み、踏み込み時の弾力を確保。稽古場らしいしなやかな床に仕上がるよう、細部まで工夫を凝らしました。
*実(さね)とは、板材を連結させるために、板の側面に行う凹凸の加工のこと。
作業の様子。ダボ栓の頭は床になじむように手作業で削っていきます。
駐車場と剣道稽古場のある地階部分の外壁は、一部コンクリート打ち放し仕上げです。
コンクリート打ち放しは見た目の美しさも大切。慎重に、丁寧に施工を行いました。
工事は少し大変ですが、その分、やりがいもあります。
完成まで、丁寧に進めていきます。(現場管理 有原)