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建築家エッセイ

大阪市立東洋陶磁美術館

建築家エッセイ
2026.05.01

壁からつき出た石の飾り台に佇む鴨型の土器に、 自然光がやわらかく差し込む。
展示室をつなぐ2階ロビーには、そんな贅沢な空間があります。

陶磁器は、 自然光で愛でるのが一番美しい。
その理想をさりげなくかなえているのが、 この美術館です。
もちろん、他の展示ケースでも自然光は演出されています。

天目や青磁などの厚い釉薬が、 光の効果によって表情を変えていきます。
じっくり鑑賞していて、フッと気がつくと、
展示台には手すりがついていて、 ゆっくりと力をかけて、体をあずけて見入ることができます。

やきものに興味のない方には馴染みがうすいかもしれませんが、京阪電車でこんなに手軽に行ける場所に、日本の国宝や重要文化財、 韓国・中国の名品が数多く、しかも、のんびりゆっくりと鑑賞できる場所があるなんて—―ここもまた、 穴場の美術館です。

大阪市立 東洋陶磁美術館
設計:日建設計

建築家:交久瀬常浩(2008年9月発行・IFA住宅設計室通信vol.18 建築家エッセイより)


直近の建築研究会では、2025年・梅田で開催された安藤忠雄展の帰りに、立ち寄りました。
2022年から行われていたエントランスホールの増改築工事が終わり、高さ約7mのガラスに囲まれた建物ができていました。

四隅には柱がなく、中央にある曲面のコンクリート壁によって屋根を支えられています。ガラス壁により開放感と中之島公園の風景と一体化しており、本館とはまた異なる美しさがありました。

新たにカフェが併設され、展示を鑑賞した後、余韻に浸りながら展示企画とコラボした飲み物を楽しむことができます。ぜひ訪れてみてください。(アシスタント中井)

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