こんにちは、総務の眞弓です。
以前、妻の両親の故郷である高知県を訪れた際に、高知県立牧野植物園へ行ってきました。
こちらの植物園は日本の植物分類学の父、牧野富太郎博士の業績を顕彰するために1958年に開園されたそうです。
この牧野富太郎博士をモデルとした主人公の朝ドラ「らんまん」が放映されたことで、知られた方も多いのではないでしょうか?
植物園の場所は高知市の五台山という小高い山の上の自然豊かな環境の中にあり、植物が実際に自然の中で生育しているような環境を再現しているそうで、園内を歩いていると本当に山の中を散策しているかのようでした。
また、山の上ということもあり、景色もよくて高知港まで見渡すことができました。
植物園内の展示室には牧野博士のノートや日記、植物の特徴がきめ細やかに美しく描かれた植物図がたくさん展示されており、その繊細に描かれた一つ一つの植物図を見ていると本当に植物のことが好きでされていたことが感じられます。
そして、この植物園内には建築家・内藤廣氏が設計を手掛けられた牧野富太郎記念館があり、こちらの植物園を訪れた一番の目的はこの建築物の見学です。
この建物は「森に隠れていく建築」と内藤氏が言われているように、木々が大きく育つことによって、建物は木々の中で目立たないようになっています。
建物の中から庭を見ても、野地板も床もすべて木で構成されており、自然を邪魔せず、庭と一体となった心地よい空間です。(高知県産材のスギとヒノキが使用されているそうです)
中庭に面しての円形の大屋根のフォルムがきれいでとても印象的でした。
高知へ行かれた際にお時間があれば、是非。
自然の中でゆっくり過ごせますよ。