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建築研究会

グッゲンハイム美術館|ニューヨーク

建築研究会
2026.08.07

この美術館の設計は、創始者ソロモン・R・グッゲンハイムと親交のあったドイツ出身の女流画家ヒラ・リベイからの手紙で、最初に依頼されたのが1943年夏。それから700枚ものスケッチに6パターンもの施工図を描いて仕上られたという壮大なプロジェクト。

16年の歳月をかけ1959年に完成するのですが、ライトはその完成を見る事なく竣工の6ヶ月前に他界しました。 何とも壮絶なエピソードの残る建築なのです。

建物内部に入ると円形のアトリウムに螺旋状のスロープが途切れる事なく最上部まで続き、来館者はそのスロープに沿ってぐるぐると移動しながらアート作品を鑑賞できる様デザインされています。

この建築は賞賛を受けただけでなく、論争も巻き起した様です。
「床が傾斜しているため絵画を展示するのに適していない」、「建物自体が芸術作品であるため内部の芸術作品の印象がうすくなってしまうのでは?」等。

これに対しライトは「この平面を考え出したのは、建物で絵画を征服する為ではない。その反対に建物と絵画を、以前の芸術界には存在しなかったような一体の美しいシンフォニーにするためである。」と語っています。

アトリウムの真ん中に立ち、空間を見上げ「なるほど・・」と思ったのでした。 

グッゲンハイム美術館 ニューヨーク
設計:フランク・ロイド・ライト

建築家:藤森大作(2015年7月発行・IFA住宅設計室通信vol.55 建築家エッセイより)

IFA住宅設計室では、建築に対する造詣を深め、美しいものを見る目を養い、お客様の家づくりに反映することを目指して建築研究会に出かけています。ニューヨークのグッゲンハイム美術館へは2015年の夏に実施したIFA建築研究会・アメリカ研修の一環で、藤森先生と一緒に訪れました。(写真スタッフ撮影)
→詳しくは「Activity」をご覧ください。

 

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