以前より設計が進んでおりました交野市神宮寺の平屋。
先日、既存建物の解体工事が始まりました。
お施主様は、子育てが一段落したご夫婦M様と愛猫たち。
家族構成の変化に伴い、近年は二階をほとんど使わず、一階中心の暮らしをされており、これからの暮らしを見据えて平屋への建替えを、とIFA住宅設計室を訪ねてくださいました。
設計を手掛けるのは、建築家・井上昌彦氏。
大屋根が包み込む、おおらかな平屋暮らしの空間が提案されました。
写真：打ち合わせ時に建築家が制作した模型。深い軒とデッキテラスがある庭側から望む。
写真：模型。前面道路よりエントランスを望む。
図面を見ると、あちこちに猫の姿が描かれており、
住まい手であるご夫婦と同じように、猫たちの動線も大切にしながら計画されていることが伝わってきます。
LDKと吹き抜け越しにつながるロフト空間は、猫たちの居場所となるのだそう。
吹抜けに面して設けられたカウンターでは、本を読んだりお茶を飲んだりしながら、猫たちとの穏やかな時間が楽しめそうです。
写真：庭より大開口越しにLDKとロフトを望む。模型は図面では伝わりにくい立体的な空間のイメージを共有することができます。
また、解体が進む現場では、スタッフ眞弓とご主人による枕木の選定作業が行われました。
お庭と駐車スペースに敷かれていた味わい深い枕木は、新しいお住まいのエントランスに再利用される予定です。
写真：解体前の様子。枕木は駐車場スペースから庭へと続くアプローチに使用されていました。
こちらのブログでは、今後も家づくりの様子を少しずつご紹介してまいります。
ぜひ楽しみにご覧ください。
アシスタント中井
