4月の終わり、建築家・井上昌彦氏設計のリノベーション工事が完成を迎え、竣工写真の撮影をさせていただきました。
築54年の母屋の南側には立派な和風の庭がありましたが、この年代の定石通り、南の庭に面して広縁と仏間を兼ねた二間続きの座敷となっており、日常の生活はその背後、北側の部屋が主に使用されていました。
この建物の一番環境の良い場所が日常的にあまり使われず、せっかくの庭も普段あまり見ることがなかったとのことから、井上氏はこの庭に面する空間をLDKとして日常の空間に変え、空間と庭が一体となるようにつなげるプランを提案されました。
完成したLDKは、庭の緑が反射して左官仕上げの白い壁に映り、とても気持ちの良い空間となっていました。
撮影した写真はまた改めてご紹介したいと思います。
ぜひ楽しみにお待ちください。(アシスタント中井)