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自邸の庭計画

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2022.01.17

遅ればせながら、皆様 新年明けましておめでとうございます。
プロデューサーの樋口です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

年末年始のお休みに出来た時間も使いながら、
少しずつ検討を進めています我が家の庭についてのブログです。

祖父母の家を譲り受けた自邸をリノベーションして、早いもので4年半になります。

家の方は快適に過ごせているのですが、かねてより手を入れたいと考えている
庭づくりは遅々として進まず、悶々としております。
アイデアが纏まらないのもありますが、親族の意向もあって前進しないという事情を抱えております(苦笑)。

IMG_6286-編集↑ 初期のファサードスケッチ。すでに形状が変わっていますが捨てがたい案。


考えるのは自由ですから、案を思い付いてはスケッチを描くことを繰り返し、
スケッチの量だけは立派になってきました。
雰囲気としては雑木林のような奥行きある植栽に、リニアな建築要素が加わった庭を思い描いています。
飛来する小鳥が水浴びできる水鉢もあったらいいですね。

このスケッチですが、一度取り掛かると何時間でも没入できるのが怖いところで、
気が付くと睡眠を削って取り組んでしまい、妻に止められる事もしばしば。
頭の中のイメージが施工イメージと合致する瞬間があるのですが、
そのわくわくするような瞬間を求めてつい時間を忘れてしまいます。

スタッフコラム-樋口さん (2)↑ 最近の平面計画。中心に印象的な壁とベンチを配しています。左上の大きな木は、現状の庭に植わっているビワの木。ビワが大好きなので残します。


如何にして植栽を美しく配置するか、これは勿論大切ですが、
そこに加えて都市公園のランドスケープに見られるような、
建築で魅せる庭にも挑戦してみたくなる性分で、
このことが親族の理解を得るのに苦労する一因になっているのであろうと分析しております。

Landscape Architectureと格好良い言い方もありますね。
IFA建築研究会で実際に訪れて記憶に新しいのはルイス・カーンのソーク研究所、
同じくカーンのFranklin D. Roosevelt four freedoms Parkで、
自然と建築が呼応するかのような空間の質は未だに鮮度を失いません。

ソーク研究所↑ ソーク研究所|ルイス・カーン 2018年に訪問。サンディエゴの陽光を建築に納めたような中庭で、遠いどこかへ飛んでいけそうな気分に。中心には細い水路が配されており、静かに流れる水の音がうってかわって地上に立つ感覚に引き戻してくれます。
Franklin D. Roosevelt four freedoms Park↑ Franklin D.Roosevelt four freedoms Park|ルイス・カーン 2015年に訪問。NYの街と水辺の自然を強く意識させるリニアなエッジ、たまりません。


飛躍した例えで全くもってスケールも異なりますから、当然同じようなことは出来ませんが、
とにかく建築(人工的なもの)と自然が共存する美しいバランスを求めてみたいんです。

一方で、名もない路地の溜りに誰かが置いたベンチが似合う…
と言ったヒューマンスケールに溢れた自然発生的な外部空間も好きでして、
その時々の気持ちに寄り添えるような居場所となる小さな空間も素敵ですよね。

はい、お気づきの通りあれこれと考えが及んで纏まりません。

実現にはまだ時間が掛かりそうですが、完成を目指して親族と交渉…
ではなく実現性の高い案を纏めて形にしたいと思っています。


プロデューサー樋口真司

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