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北欧家具とキリムのはなし

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2020.05.12

こんにちは。アシスタントの中井です。

空間に色どりを添える椅子や照明などのインテリア。
弊社では設計の際、無垢板からオリジナルのテーブルをつくったり、空間に合う家具や照明のご提案もさせていただいています。

去る1月、交久瀬先生、現場監督の藤岡とお客様のショールーム巡りに同行させていただきました。行先は、大阪にある北欧家具とキリムの専門店「ロゴバ」です。感性を磨くために、と菊井室長やプロデューサーも訪れた場所で、私もいつかは…と機会を伺っていました。

入口に入ると迎えてくれたのは機能性や座り心地の良さを考え抜かれ、彫刻のように美しい北欧の名作チェアやソファ!

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夏は太陽は沈まず、冬は太陽が昇らない地域もある北欧・・・
厳しい自然環境にあらがわず寄り添いながら、家の中での豊かな暮らしを求め独自の建築・インテリア文化が育まれました。

椅子もまたただ座るだけでなく、体を斜めにしてみたり、時にはアームに足をかけてみたり・・・長い時間くつろいで過ごすことができるよう設計されています。
正面から見た姿もさることながら、後ろ姿までもが美しいのが北欧チェアの特徴です。

交久瀬先生も「いつかはほしいと思っているんですよね~」と狙っているソファに腰かけながらうっとり。
実際に座れる機会はなかなかないので、ショールームのスタッフの方はもちろん、デザイン学校で教鞭をとられる交久瀬先生の解説に耳を傾けながら、その心地よさを満喫させていただきました。

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そしてお店の奥はトルコの遊牧民の女性たちがつくる平織物「キリム」が。
代表の西川さんもいらっしゃり、特別に歴史や製法、トルコでの職人の技、込められた想いなど、貴重な話を伺いました。

キリムの歴史は古く、祇園祭の山車の飾りや豊臣秀吉の陣羽織に使われるなど、日本でも古くから存在しています。
ロゴバではアンティークから取り扱っていますが、今回教えていただいたのは現代キリム。
織り手自身が育てた羊の毛を刈り、草木染で染めた毛を糸へと紡ぐことから始める伝統的な工法でつくられています。
工程は祖母、母、娘と三世代で分担し、織り技術は家ごとに代々受け継がれています。

描かれるのは代々引き継がれる伝統文様。現代キリムはモダンにアレンジされています。文様にはそれぞれ意味があり、豊饒の大地や水などの景色などをモチーフに、家族の幸せや繁栄、飼っている羊の安産など織り手の様々な想いが込められています。すべて手作業で少しずつ織るため、大きなものだと2年ほどかかります。

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また同じデザインでも決まった型はなく、絵を描くように感覚的に織っていくため、織り手のセンスによって色合いや表情が異なる、まさに一点ものです。

トルコのお土産屋など今多く流通しているものは、イスラム文化の一つであるラマダーンの際に食された羊の毛が使われていることが多く、
それはそれで無駄なく上手に循環されて良いと思うのですが、食用として先に加工されるため、皮と羊毛を分ける時に大量の薬剤が使用されます。
そのためどうしても薬品による独特の香りが残ってしまうのだそうで、伝統的な物かそうでないかは匂いで判断することができるんだそうです。

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そんな豆知識をいただきながらお話を伺っていると、あっという間に時間は過ぎていきました。
お客様もすっかり魅了され、その後の現場打合せの際、「この空間に椅子とキリムがあったら最高だね」と夢を膨らませていらっしゃいました。

布のように折りたためるため絨毯のように嵩張らず、さらに自宅で洗うことができる取り扱いの手軽さを聞くと、つられて私も欲しくなりました。
込められた意味を考えるとお客様や家族を出迎える玄関に、と妄想が広がりました(笑)

ロゴバでは椅子やキリムだけでなく、照明器具他も取り扱いがあります。見学ご希望の際はぜひ弊社までご相談ください。(アシスタント中井)

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Photo by ROGOBA

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